記事詳細

【ケント・ギルバート ニッポンの新常識】IS指導者死亡でトランプ氏に評価の声 来年に迫る大統領選へ民主党は焦りを募らせ… (1/2ページ)

 ドナルド・トランプ米大統領(73)は10月27日、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の指導者、アブバクル・バグダディ容疑者が、米軍特殊部隊による急襲作戦で死亡したと発表した。全米の悲願といえる朗報に対し、トランプ氏を評価する声が多く聞かれる。

 「世界は、より安全な場所になった」

 ホワイトハウスでの声明発表で、トランプ氏はこう胸を張った。

 ISの残虐行為で犠牲になった米国人は多数いる。急襲作戦が決行されたシリアの地域が、いかに複雑な場所であるかを知る米国民にとって、この結果は安堵(あんど)をもたらすものだ。

 トランプ氏には「米国は『世界各地の警察』を務める必要がない」という強い思いがある。本来の目的だったISを全滅させる「戦い」が終わったので、米軍をシリア北部のクルド人支配地域から撤退させたが、民主党や共和党の一部からは「ISの勢力を再燃させるだけだ」など批判が出ていた。急襲作戦成功は、トランプ氏への追い風となるだろう。

 これに焦りを募らせるのが、民主党だろう。

 大統領選を1年後に控えて、これまでの成果をアピールするトランプ氏に対し、民主党はウクライナ疑惑での大統領弾劾をチラつかせながら、有力な対立候補を出せずに焦っている。

 民主党で最有力候補といわれるのが、ジョー・バイデン前副大統領(76)だが、ウクライナなどをめぐる不透明な金銭疑惑だけでなく、高齢を心配する声がある。

 演説では、トボけたことを言ったり、それまでの主張とはまったく異なることを言い出したり、安定感に欠けている。魅力は「伝統的な中道左派」だったにも関わらず、独自色を出そうとする他の候補者にあおられ、どんどん主張が左傾化している。

関連ニュース