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金正恩氏が「粛清9000件」の衝撃情報…公開処刑と連動か (2/2ページ)

 一方、食糧危機により犯罪が多発し、国全体が混乱に陥ったこの時代、北朝鮮の各地で公開処刑が繰り返された。その理由は極めてシンプルだ。見せしめのためだ。衆人環視の中で犯罪者を残忍に殺害することで恐怖を与え、秩序の維持を図るという、「死刑には犯罪抑止効果がある」との考えに基づいた行為なのである。

 もっとも最近では、国際社会からの人権問題に対する批判を意識してか、かつては公開で行っていた処刑を非公開で行う傾向にあった。金正恩党委員長は2016年、全国の司法機関に「群衆を集めて死刑を行う『群衆審判』『公開銃殺』を禁じる」との指示を下している。それ以降、公開処刑は影を潜めていたのだが、北朝鮮当局は最近になって再開させつつあるようだ。

 理由は明らかではないが、気になるのは経済制裁の影響だ。経済難による社会の動揺が、金正恩体制の足元を揺さぶる危険性を感じ取ったからではないだろうか。

 こうした1990年代と現在の一致点を見るとき、LKPの情報を素通りすることはできない。そして金正恩氏は、自分が気に入らない部下たちを残酷な処刑させる際、その様子を女性芸能人らに無理やり「見学」させた「前科」の持ち主でるということも、忘れてはなるまい。

 (参考記事:女性芸能人たちを「失禁」させた金正恩氏の残酷ショー

デイリーNKジャパン

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