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「日韓の関係改善など容認できない」ついに出た金正恩氏のホンネ (2/2ページ)

 もう1本は、韓国政府のGSOMIA破棄の決定に対して「憂慮と失望」を表明し、日米韓の3国協調の維持を主張する米国の態度は不当な干渉であると排撃する内容である。そして残る1本は米国に対し。日本の韓国への「経済報復」に対しては見て見ぬふりをしながら、韓国の決定に激怒するのは「二重的な態度」であると断罪するものだ。

 このように見ると、これらの記事の趣旨は韓国の文在寅政権にエールを送るものであるようにもみも思えるだろうが、実はその正反対なのである。記事の目的はあくまで米韓同盟に依存する文在寅政権を非難しつつ、左派の支持勢力を離反させることにあるのだ。

 事実、文在寅政権はGSOMIA問題で袋小路に入り込んでしまった。協定は22日いっぱいで失効するが、その前に破棄を撤回せねば、米国がどんな圧力を加えてくるかわからない。日本の輸出規制措置の緩和を撤回の交換条件として掲げているものの、安倍政権は気にする風もなく高みの見物を決め込んでいる。ここで安易にGSOMIA破棄を撤回すれば、反日に染まった文政権の支持勢力の反発を食う。

 北朝鮮は、こうした文政権の支持派にガスを送り込んでいるわけだが、左派政権下で公然と親北朝鮮集会を開くグループが台頭した韓国社会の現状を考えると、北朝鮮メディアの心理工作の影響力も、侮るべきものではないのである。

 (参考記事:「韓国外交はひどい」「黙っていられない」米国から批判続く

デイリーNKジャパン

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