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教育学者・齋藤孝氏が警鐘「“日本語の乱れ”よりも警戒すべきは…」 語彙力アップへ「読書はしておいた方がいい」 (1/2ページ)

 文化庁が実施した「国語に関する世論調査」が話題だ。「憮然(ぶぜん)」などの言葉について、本来とは違う意味でとらえている人が増えているという結果だが、『声に出して読みたい日本語』で知られる明治大文学部教授で教育学者の齋藤孝氏は「誤用が当たり前になることもある」と強調する。そして齋藤氏が“日本語の乱れ”よりも警戒すべきだと指摘したものは-。

 文化庁の調査では「憮然」の本来の意味は「失望してぼんやりとしている様子」だが、56・7%の人が「腹を立てている様子」と回答。11年前の調査よりは減ったが、誤用している人が半数を超えている。

 また、自分の言葉に嘘偽りなく、固く約束するさまを意味する「天地神明に誓って」という慣用句を「天地天命に誓って」と使用すると答えた人が53・7%いた。

 この結果を受けて齋藤氏は、「日本語は時代に合わせて変化しているので、現代において乱れがひどいということではない」と語る。「慣用句というのは少しずつ意味が誤解されていき、誤用が当たり前になることもあり、結果として、一般化され、辞書に加わることになる」との解説だ。

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