記事詳細

教育学者・齋藤孝氏が警鐘「“日本語の乱れ”よりも警戒すべきは…」 語彙力アップへ「読書はしておいた方がいい」 (2/2ページ)

 誤用が誤用でなくなりそうな言葉はほかにもある。齋藤氏によると、親密であることを意味する「気の置けない」も、気を許せないという否定的な意味で使われるが、今後は一般化する可能性があるという。本来いい意味の「煮詰まる」を行き詰まる意味で使う誤用も、「間違いではなくなる可能性がある」(齋藤氏)。

 文化庁の調査で誤用の問題より齊藤氏が深刻に受け止めているのは、読書離れを示すデータだ。

 読書量が「減っている」と回答した人は67・3%で、5年前よりも2・2ポイント増加。読書量を増やしたいと「思う」「ややそう思う」と答えた人は5年前の調査より5・9ポイント減って60・4%にとどまっている。

 齋藤氏は「読書をしないと語彙力が上がらない。ネット社会になり、造語能力はこれまで以上にあるが、校正能力の低下を感じるネットニュースもある。読書はしておいた方がいい」と指摘する。

 語彙力アップには夏目漱石や森鴎外など文豪の作品をオススメする齋藤氏。そうとわかれば今日から帰って読書だ。

関連ニュース