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【語り継ぎたい天皇の和歌】昭和天皇に思いはせ大嘗祭に臨まれる (1/2ページ)

 いよいよ11月10日の「祝賀御列の儀」、14、15日の「大嘗祭」が近づいてきました。どちらも御即位に伴う一世一代の儀式です。掲出の御製(和歌)に「にひなめまつり」と歌われた「新嘗祭」は、毎年、稲の収穫を祝い、五穀豊穣を祈念する儀式です。1948(昭和23)年からは、国民の祝日となった「勤労感謝の日」にとりおこなわれてきました。

 「おほにへのまつり」と歌われた「大嘗祭」は、御即位後初めておこなう新嘗祭です。古来、天皇を寿(ことほ)ぐ和歌が「大嘗祭和歌」として詠進されてきました。

 崇徳天皇のときには藤原行盛が「音高き鼓(つづみ)の山のうちはへて楽しき御代となるぞうれしき」と詠み、後花園天皇のときには藤原親光が「雲風もをさまる空はのどかにて月もたかやと澄みのぼりつつ」と詠み、高倉天皇のときには藤原永範が「諸人(もろびと)の新居の里もにぎわひて豊(とよ)の明かりにあふがたのしさ」と詠んだことが語り継がれます。

 古くから連綿と受け継がれてきた大嘗祭。令和の大嘗祭に献上するために、静岡県焼津市では半年かけて鰹節づくりがおこなわれてきました。職人がていねいに手作業で368本もの鰹節を仕込んだのです。

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