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NHK同時配信に高市総務相“ちゃぶ台返し” 局内は動揺「何を今さら…」

 テレビ番組のインターネット常時同時配信をめぐり、高市早苗総務相からダメ出しをされたNHK。2019年度中の開始を見込んでいただけに局内にも動揺が広がっている。

 高市氏はNHKの常時同時配信の実施基準案に対してコストが適正かどうかなどに懸念を表明。「ネット業務がNHKの肥大化につながる恐れがある」と強調し、業務全体の見直しなど経営改革を進めることが必要との考えを示した。

 これまで自主的な基準として受信料収入の2・5%以内としてきたネット活用業務費用が、別枠としている国際放送ネット配信などを含めると3・8%程度に増加する点も問題視し「(現行を)維持することが望ましい」と指摘した。民放を中心に広がる“民業圧迫”への懸念も踏まえているとみられる。

 総務省はこれまで、NHKの認可申請には条件を付けつつも「認可することが適当」との結論を出してきたが、高市氏が総務相に就任していきなりの“ちゃぶ台返し”。改革を迫る要求に、NHK局内でも「何を今さら」との声も上がっている。