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【ノモンハン敗戦の真実】北方四島返還はうまくいくのか? ノモンハン事件の「正しい分析」を (1/2ページ)

 いま、ロシアと平和条約の交渉が進んでいる。北方領土の2島は戻るのか、4島も戻るのか。かつて、日本は世界で最もソ連を研究していたが、ノモンハン事件(1939年)で負けた。戦後の日本は、北方四島の返還について研究し続けてきた。うまくいく算段はあるのだろうか。

 ソ連が崩壊して機密文書がいったん公開されたものの、再び閉ざされた。2001年になると、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は「国民の愛国的教育計画」を始め、ノモンハン事件はソ連の大勝利だったとされた。

 ノモンハンから70年目にあたる09年には、モスクワで開かれた会議で「ノモンハン事件は、日本の侵略を阻止した戦い」とされ、ドミートリー・メドベージェフ首相は「反歴史捏造(ねつぞう)委員会」をつくって反対する意見を封じた。それだけでなく、モンゴルを訪問して牽制(けんせい)もした。

 80年目にあたる今年9月、プーチン大統領はモンゴルを訪問し、「ソ連とモンゴルはともに日本の侵略に対して戦った」と共同記者会見で述べた。第二次世界大戦で連合軍側に立って戦ったことを前面に出し、歴史の正しい評価を封じ込めようとしている。

 ロシアで今年世論調査を行ったところ、ヨシフ・スターリンに対して肯定的な感情を抱く人が5割、スターリンが歴史に果たした役割を肯定的にとらえる人が7割を超えた。あれほどの餓死者と追放者を出し、ソ連時代を放擲(ほうてき=投げ出すこと)したはずのロシアだが、スラブ民族としての歴史を否定しないということだ。

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