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【編集局から】ご成婚から「26年」という月日の長さを改めて思い知らされた「祝賀御列の儀」

 秋空のもと、天皇、皇后両陛下の即位をお祝いする「祝賀御列の儀」が行われた。早朝からパレードコースに日本国中から多くの人々が訪れ、両陛下に祝意を示した。秋晴れ同様、久々に清々しい思いがした。

 平成5年6月、当時皇太子だった陛下と皇太子妃だった雅子さまのご成婚パレードに母を連れて行った。自分は麹町の路地裏で発生警戒(何かあったら飛び出して取材)という任務に就かされ、パレードはまったく見ることはなかった。

 母は「雅子さまがきれいだった」といたく感激した様子。歴史の瞬間に立ち会わせることができて、息子としては「よかった」と思った。

 母に昨日夕、電話をかけた。「今までやっとった即位パレード、見とった?」。「昨日(祝賀行事)は見たけど、見てないよ。今日は、お父さんの十五周忌だから、お墓に行っとったよ」。ご成婚から26年という月日の長さを改めて思い知らされた。その間、父は亡くなり、実家を取り巻く環境も変わった。長男でありながら、おやじの命日も忘れていた非を恥じた。

 「夜、ニュースとかでもやるから見ないよ」と母に伝えた。母はきっと言うだろう。「雅子さまは、きれいだね」と。(光)