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【高橋洋一 日本の解き方】小池都知事、再選への「死角」 五輪でも豊洲でも判断迷走…“隠しダマ”はれいわ新選組・山本氏か (1/2ページ)

 東京都知事選は来年7月5日投開票となる方針となった。小池百合子都知事の再選ですんなり決まるのか。それとも与野党でそれぞれ、大きな動きが出てくるのだろうか。

 来年7月5日は、東京五輪の開幕式(7月24日)から最も遠い7月の日曜日であり、五輪への影響を考慮したものだ。

 小池都知事といえば、「合意なき決定」で話題となった。五輪のマラソンと競歩を札幌で開催することについて、苦渋の決断を表したものだ。

 もっとも、東京都と国際オリンピック委員会(IOC)との間では、会場決定についてIOCに権限があり、都が異議を出せるものではない。小池都知事としては「聞いていない」と不満だったのかもしれないが、IOCの決定に事前に関与できなかった段階で、もう負けである。

 ドーハで行われた陸上世界選手権で棄権者が続出したことが、会場変更の理由になっているが、それはダメ押しであり、もともと夏の東京開催には無理があり、それがマラソンと競歩で表面化しただけだといえる。

 もし、東京都が反対を貫きたかったなら、五輪の返上まで持ちだす覚悟が必要だった。今の時期に返上となれば、他の代替地では開催が難しくなる。それを逆手にとって瀬戸際戦術で徹底抗戦するかどうかだった。

 それも他の代替地があっさり決まるようであれば瀬戸際戦術も難しいので、抵抗をするには相当の調査と覚悟が小池都知事側に求められた。実際のところ、「聞いていない」という状況では、抗戦はそもそも無理筋だった。

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