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道頓堀川への「飛び込み」、規制なく過去に死傷者も… 地元「見物人は危険行為を助長している自覚がない」 (1/2ページ)

 大阪市の繁華街・ミナミの道頓堀川で、野球やサッカーなど世界的なイベントがある度に、橋から飛び込む人が後を絶たない。公共空間である川への飛び込みを規制する法律や条例はなく、警戒する警察官も強制制止はできないのが現状だ。街が盛り上がる風物詩として受け止められがちだが、死傷者が出た過去もあり、地元は対応に困り果てている。

 「はよ飛べや。びびってんのか」「いきまーす。みんな見てろよ」。ハロウィーン本番を迎えた先月31日夜。江崎グリコの電光看板で知られる道頓堀川に架かる戎橋は多くの人であふれた。見物人のやじに応えるように、最初の男性が橋から約5メートル下の川に飛び込むと、翌日早朝にかけて延べ約200人がダイブする騒ぎとなった。

 飛び込んだ男性は、岸に上がると歓声とともにハイタッチで迎えられ、悪びれる様子も見せなかった。付近の飲食店で働く男性(63)は「見物人は危険行為を助長している自覚がない。大阪の日常として知られたら恥ずかしい」と嘆く。

 道頓堀川と戎橋を管理する市によると、川の水深は約3・5メートルで、酒に酔った状態などでは溺れる危険もある。

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