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えっ、日本産でない? 「韓国の納豆」が世界市場を席巻する日 (4/5ページ)

 「いや、韓国の納豆などよりも、日本の納豆のほうがうまいに決まっている。ニセモノなど相手にされない」」とムキになる人もいると思うが、残念ながら、大多数の米国人にとっては「日本の納豆」だと言われて、「プルムウォンの納豆」を出されても、その違いは分からない。なぜそんなことが言えるのかというと、海外に氾濫する「韓国人が経営する日本食レストラン」だ。

 海外旅行をして実際に見かけたという方も大勢いらっしゃると思うが、「日本食レストラン」を名乗っているものの、実は中国人や韓国人が経営をしているケースが多い。そこではなんだかよく分からない「エセ日本食」を出すだけではなく、明らかにおかしな日本文化を発信している。

 その分かりやすい例が米カリフォルニア州サンディエゴにある「独島寿司」(Dokdo Sushi)。呼んで字のごとしの韓国人経営。「日本の伝統食を汚すだけではなく、竹島まで名乗って侮辱するとは許せん」と怒りで気がヘンになってしまう愛国心溢れる方も多いと思うが、もっと腹ただしいのは、この店が出す「オリンピックロール」などの奇妙なメニューを、「日本の寿司」だと誤解している米国人が大勢いることだろう。

 また、ご存じのようにかの国は、日本のさまざまなものを「韓国起源」として言い張る傾向があり、実は寿司や刺身ももともと韓国が起源だと主張している人たちもいるのだ。もちろん、プルムウォンのような大企業はそこまで大胆なことをしないだろうが、納豆が世界的に人気になれば当然、「実はあれは韓国起源なのだ」とか触れ回り始める人が必ず出てくる。また、日本食レストランのように、さも日本メーカーのようなフリをして欧米のナチュラルフード市場に攻勢をかける者も現れるかもしれない。

 そのとき、「そんなのデタラメだ! 納豆は日本の伝統食だ!」と声を枯らしても、市場のシェアを握られていては負け犬の遠吠えである。「インチキ寿司」が海外で市民権を得てしまったように、「韓国納豆」が社会に定着してしまう最悪の事態もあり得る。

 だからこそ、ブームになる前に、「納豆は日本のもの」だと声高に主張していくことが必要なのだ。もちろん、言うだけではいけない。米国で「natto」を支持してくれる人たちが現れたのならば、それを日本政府や業界団体をあげてサポートしていくべきだ。

ITmedia ビジネスオンライン

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