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【国家の流儀】ロシアの歴史修正を許すな! EUは「共産主義体制」に強く反発 (1/2ページ)

 プーチン大統領率いるロシア政府の「侵略」正当化を許すな-。

 第二次世界大戦勃発80年にあたる2019年9月19日、EU(欧州連合)の一組織である欧州議会は「欧州の未来に向けた重要な欧州の記憶」と題する決議でこう主張した。

 ヨーロッパというと、ナチス・ドイツの戦争責任ばかりを追及している印象があるが、実は共産主義に対しても強く反発しているのだ。

 そもそも、EU結成にいたる動きは、ナチス・ドイツとソ連・共産主義体制という2つの全体主義から、自由と民主主義を守るために生まれた動きなのだ。前述の決議はこう指摘する。

 《欧州の統合は始めから、2つの世界大戦によって引き起こされた苦しみと、ホロコーストをもたらしたナチスの圧政と、中欧・東欧への全体主義的で非民主的な共産主義体制の拡大への対応であったし、欧州における深刻な分断と敵意を協力と統合によって乗り越えて、欧州において戦争を終わらせて民主主義を守る方法であった》

 よって、ナチス・ドイツとソ連・共産主義という2つの全体主義による「犯罪」を記憶として残すことが重要だとしてこう指摘している。

 《全体主義体制の犠牲者を記憶し、共産主義者・ナチスおよび他の独裁体制によって行われた犯罪という欧州共通の遺産を認識して関心を高めることが、欧州およびその人々の統合にとって、また、現在の外的脅威に対する欧州の抵抗力をつくるために決定的に重要である》

 では何故いま、ソ連・共産主義の犯罪を問題にするのか。それは現在のロシア政府が、旧ソ連と共産主義体制の「犯罪」を正当化しようとしているからだ。

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