記事詳細

【高橋洋一 日本の解き方】国会質問の通告問題に「新展開」 内容の連絡はやはり遅れていた…各党は事前公表に取り組みを (2/2ページ)

 これはプライバシー侵害であり、こんなデタラメが許されるはずがない。原氏はすぐに森議員らに直接抗議書を送付した。筆者もツイッターで批判しようとしたが、個人情報が拡散される恐れを考えるとできない状況だった。翌8日午後4時半ごろになって、住所情報を黒塗りした資料が再公開された。

 一方、国会内では、良い方向の動きも出ている。日本維新の会は、政府への国会質問の事前通告を前日の正午までに行い、党のホームページなどで公表する取り組みを始めたと発表した。

 本来はこのように質問通告内容などは事前公表すべきものだし、皆がそうすれば「台風上陸直前に質問通告が遅れ、官僚に残業を強いた」という問題もなくなる。維新以外の党も取り組むべきだろう。

 森議員は「質問通告は遅れていない」と主張しているが、8日の衆院経済産業委員会で、維新の足立康史議員が質疑を行った。

 それによると、森議員の質問通告は10月11日午後10時に行われていたという。午後4時半までに提出されたのは「質疑者」と「出席要請大臣」だけで、内容の通告はなかったと判明した。(元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一)

関連ニュース