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【国家の流儀】天皇陛下の祈りのもとに団結する国、日本 「国民祭典」に6万人、党派も超えて… (1/2ページ)

 天皇陛下のご即位をお祝いする国家行事が続くなか、民間でも祝賀行事が開催されている。特に9日には、御即位を祝う「国民祭典」が6万人近い参加者を得て東京都千代田区の皇居前広場で行われた。

 「国民祭典」は超党派の議員連盟や、財界などでつくる「天皇陛下御即位奉祝委員会」が主催した。特設舞台では午後5時ごろ、式典開会のファンファーレが鳴り、歌舞伎俳優の松本白鸚さん、女優の芦田愛菜さんらがお祝いのメッセージを読み上げた。

 午後6時過ぎ、皇居の正門石橋に天皇・皇后両陛下がお出ましになり、安倍晋三首相の祝辞の後、陛下のご研究分野である「水」をテーマにした奉祝曲「Ray of Water」を、全盲のピアニスト、辻井伸行氏、国民的アイドルグループ「嵐」のメンバーらが演奏や歌で披露した。

 祭典をごらんになっていた皇后陛下が涙をぬぐうようなしぐさを見せられる場面もあった。

 この国民祭典で印象的であったのは、立憲民主党の枝野幸男代表、国民民主党の玉木雄一郎代表ら、野党代表も参加していたことだ。政府の揚げ足取りと審議拒否を繰り返し、支持率が低迷している野党だが、ご即位のお祝い行事には、党派対立を超えてはせ参じたわけだ。

 政治は権力闘争であり、党利党略もやむを得ない。だが、党利党略「だけ」だと国家は危うくなってしまうと憂慮したのが、慶応義塾大学の創設者である福沢諭吉だ。

 福沢は明治15(1882)年に『帝室論』を書き、民主主義の欠陥をこう予測している。

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