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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】「英語民間試験」導入して英語力は上がるの? 読み書きできる方が大切だよ (1/2ページ)

 大学入学共通テストで、英語の民間検定試験の導入が見送りになったね。英語の「読む、聞く、話す、書く」の4技能を測るためのものだったんだけど、受験会場や費用負担の面で公平公正が保てるのかという疑念が払拭できず、各方面から不満が噴出していた。

 この民間試験の導入は、日本人の英語力が低いという評価が関係しているだろう。まあ、民間試験が導入されたところで英語力が上がるのかというと、ボクとしては大いに疑問だけどね。

 そもそも日本の英語は話せなくてもよかったんだ。論文が読めて書ければ、立派な英文学者になれたんだから。公立学校で英語を教えている教師にしたって、外国人とペラペラと話せるほど会話力を持っている人は少ないんじゃないかな。

 ただ一方で、ネーティブのように話せることそのものはそれほど重要じゃないとも思うんだよね。大切なのはしっかりと英語が読めて内容を理解でき、そして書けること。英語の発音なんて、国や地域によって全然違うんだから。

 かつて人工関節の勉強のために、イギリスのすごい田舎にある病院に行ったことがあってね。もちろん病院内で交わす医師たちとのやりとりはすべて英語。ところが病院内では不自由なくコミュニケーションできたのに、下宿に行くと現地の人が何を言っているのか全然分からなかった。その人が話す英語は何だかドイツ語のように聞こえるなまりで、ボクにはちんぷんかんぷんだった。でも、紙に書いて渡せば、ボクの言いたいことはしっかりと通じたんだ。

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