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大阪に希望の華、舞う 10年ぶり新人芸妓が誕生! ミナミのお茶屋「たに川」 (1/2ページ)

 かつて国内有数の花街だった大阪・ミナミで営業を続ける唯一のお茶屋「たに川」に、お座敷で踊りを披露する「立方」の芸妓が今年5月、約10年ぶりに誕生した。お茶屋の主人、谷川恵さん(45)は「地元に若い芸妓がいると、お客さんもその成長を応援したいという気持ちになる。大阪の街や文化が元気になるきっかけになってほしい」と期待している。

 10月中旬、17畳半の和室に三味線と笑い声が響き渡った。この日は若手経営者らの集まり。新人芸妓2人のうちの1人、玉幸さん(20)が優雅に踊った後、客と一緒にお座敷遊び。男性客の1人は「これまで来る機会がなかったが、こんなに楽しいとは」と満足げな表情を浮かべた。

 谷川さんによると、最盛期の1935年ごろにはミナミに約2000人の芸妓が在籍していた。戦後もにぎわいが続いたが、時代の変化とともに衰退し、近年は立方の芸妓がいなくなっていた。

 「お茶屋や花街の文化をもっと知ってもらいたい」。そんな思いから日々の出来事をブログや写真共有アプリ「インスタグラム」に掲載していたところ、芸妓になりたいと応募してきた女性の一人が玉幸さんだった。

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