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「天皇陛下のお客さま」として歓迎できる? 香港動乱で…習近平主席「国賓来日」に異論続出 佐藤正久前外務副大臣「もろ手を挙げて歓迎できる状況でない」 (1/3ページ)

 香港は戦場・弾圧地獄と化したのか-。「自由民主」「人権」「法の支配」を求める学生らのデモ隊が立てこもっていた香港理工大学に、武装した警官隊が突入したのだ。大学構内には依然、500~600人が残っており、今後、中国人民解放軍の介入も懸念される。中国をめぐっては、沖縄県・尖閣諸島周辺への艦船侵入や、邦人の多数拘束など問題が山積している。中国の習近平国家主席は来春、「国賓」として来日する方向だが、与党内からは異論も出ている。「ヒゲの隊長」こと、参院自民党の佐藤正久前外務副大臣は「4つのトゲ」を抜くべきだと主張した。

 《死者が出る可能性のある警察による実弾による強制排除は絶対に避けないと。日本政府にも、その旨、働きかける。自制と対話による解決を求める日本政府のスタンスとも合致するはずだ》

 佐藤氏は18日、自身のツイッターで、こう発信した。

 「東洋の真珠」と呼ばれた香港は、北京政府と香港政府が「一国二制度」を反故(ほご)にするような政策を進めたため、学生や市民らが抗議運動を激化させ、暴力と弾圧の街に変貌してしまった。

 警察当局は、香港中文大学と理工大を「暴徒の拠点」と名指しで批判しており、デモ制圧のため狙い撃ちにしている。

 香港警察は18日朝の突入に先立ち、「武器の使用を含む全ての襲撃行為をやめなければ、実弾で反撃する」と警告したが、デモ隊は、弓矢や火炎瓶で抵抗、キャンパス内に火の手が上がった。衝突で24人が負傷し、うち4人が重傷となった。

 構内には500~600人が残り、「退避しても逮捕されるだけなら、拠点を死守すべきだ」との意見も出ているという。

 「学生らを救おう」との呼び掛けが広がり、同大周辺に集結した数千人規模のデモ隊が警官隊と衝突した。情勢はさらに緊迫している。

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