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【室谷克実 新・悪韓論】韓国・文政権は“エセ人権政権”だ 「拷問→死刑」ほぼ確実の亡命者を強制北送! 南北に亡命阻止の「密約」か (2/2ページ)

 あくまでも韓国側が「盗聴した情報」による話だが、3人の漁船員が16人を殺害し、死体は海に投げ込んだ。1度、北朝鮮に戻ったところで1人は逮捕されたが、2人は漁船で逃げた。「従北派」として名高い統一相は「そういう凶悪犯であり、北朝鮮に戻りたいと言ったので、北朝鮮に引き渡した」と答弁した。

 が、すぐに「とんでもない、2人は亡命を希望した」という内部告発が統一省から出た。韓国の報道では、国情院も統一省も「引き渡しに躊躇(ちゅうちょ)した」という。

 長さ16メートルの小型漁船に20人近くが乗っていたというのも疑問だ。まして栄養状態も悪い3人が16人も殺害できるものなのか。

 「死体は海に捨てていたので、船にはない」「船はすぐに北朝鮮に引き渡したので、現場検証はしていない」…。韓国政府が言うことは疑問だらけだ。

 ともかく、大統領府の直接の命令で、国防相すらスルーして事件を闇に葬ろうとしていたことは確実だ。

 韓国は「拷問する国への犯人引き渡し禁止」を定めた国連拷問防止協約に加盟している。韓国の最高裁はかねて「北朝鮮の住民も韓国国民」との判断を示している。

 韓国人として扱わないまま、北朝鮮に引き渡したことは国際協約にも、国内判例にも反する。何かと言えば「人権」と叫ぶ文政権の正体見たりの観がある。

 そして日本で「人権」を叫ぶ人々が、文「人権」政権のこの措置に声一つ出さないことの不可解さ。しっかり記憶しておかなければならない。

 ■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。

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