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このまま失効か、それとも… 韓国・文大統領、国家安全保障会議でGSOMIA協議

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、21日午後にも国家安全保障会議(NSC)の常任委員会を開き、失効期限(23日午前0時)が迫っている日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)について協議する。ドナルド・トランプ米政権は、文政権の「GSOMIA破棄決定」に激怒しており、このまま破棄されれば外交や軍事、経済分野などで、事実上の制裁措置をとる可能性もありそうだ。

 《防衛費交渉、80分で米国が中断…韓米同盟史で前例ない決裂》

 中央日報(日本語版)は20日、米韓代表団が前日、ソウルで開いた防衛費分担金交渉が決裂し、米国側が交渉の場から出て行ったことを報じた。

 同紙は、米国の異例の対応の背景として、《(GSOMIA)を念頭に置いて、終了すれば防衛費でさらに強い圧力を加えることを予告したという見方も出ている》と指摘した。

 GSOMIA破棄をめぐり、文氏は19日のテレビ番組で「日本が原因を提供した」「日本は突然、(半導体材料の)輸出統制措置をとった」と責任転嫁したが、大ウソだ。米国は韓国に圧力をかけながら、日本とは歩調を合わせており、「原因=文政権」だと正確に認識している。

 これに焦ったのか、「反日強硬派」として知られる韓国大統領府の金鉉宗(キム・ヒョンジョン)国家安保室第2次長が18日から秘密裏に訪米し、米政府高官に韓国の立場を説明したという。

 韓国内にも「GSOMIA維持」を求める声が高まってきた。

 保守系最大野党、自由韓国党の黄教安(ファン・ギョアン)代表は20日、文政権にGSOMIAの破棄撤回などを求め、ハンガーストライキを始めた。

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