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香港区議選、民主派が初の過半数で圧勝 親中派は惨敗

 内乱状態が続き、混迷する香港で24日に行われた香港区議会(地方議会、18区で直接投票枠452議席)選挙。25日未明も開票作業が続き、民主派が圧勝し、1997年の中国への香港返還後で初めて過半数を獲得した。親中派は惨敗し、抗議デモに強硬姿勢で臨む香港政府と中国の習近平指導部に、民意が明確に「ノー」を突きつけた。

 香港メディアによると、中間集計で民主派が300議席獲得したのに対し親中派は40議席にとどまった。選挙前の議席数は親中派が約7割で民主派が約3割だった。6月に抗議活動が本格化して以降、初の香港全域での選挙。投票率は前回を20ポイント以上上回り、返還後最高の71・2%となった。投票者数も前回の約147万人から倍増の約294万人となった。

 地元メディアは圧勝した民主派が、政府トップの行政長官を選ぶ選挙委員会1200人のうち117人の区議会議員枠をすべて獲得する見通しと報じ、行政長官選にも影響を与えることになる。

 香港政府トップの林鄭月娥行政長官は、「逃亡犯条例」改正案の撤回には応じたものの、10月には緊急条例を発動して立法会(議会)の手続きを経ずに「覆面禁止法」を制定するなど強硬姿勢を貫いている。(共同)

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