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【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】男性の育休取得 個人優先でコミュニティーが崩壊した結果 (1/2ページ)

 小泉進次郎環境大臣が言及したことで、男性の育児休暇取得率を上げようという動きが出てきている。男性は女性と比べて格段に取得率が低いからね。高須病院がある愛知県西尾市の中村健市長も「午後6時以降の公務は控える」という「夜だけ育休」を宣言してニュースになっていたよ。

 昔は大家族制度だったから、赤ちゃんの面倒を見るのはお母さんと祖父母が協力し合っていたんだ。だからこそ、農家のような一家総出で働かなければならない家庭でも助け合いながら育児ができた。

 同じ村で生活する人たちのサポートもあったしね。葬式や火事が起きたときは、村中から嫌われていた人でもお手伝いに駆けつけてくれたんだよ。

 でも社会構造が変わった現代ではそうもいかない。実家から離れて暮らしているため、高齢の両親に日常的に「孫の面倒を見て」とは頼みづらい。そうなるとお母さんが自分一人で家のことをしながら赤ちゃんを育てることになる。自然と「お父さんも手伝ってよ!」となるよね。

 一方で、お父さん側も忙しい職場の雰囲気を感じて、「育休は取りづらいよ」となる。実際に育休をとった人の中に、復帰後に嫌がらせを受けたという話も聞くよ。

 そして年寄りたちも毎日のように孫の面倒を見るということがなくなり、かえってやることがなくなってしまった。孫と一緒に遊ぶのはボケ防止の観点からもいいんだけどね。

 だからボクとしては、男性の育休取得が叫ばれているのは、何だか個人優先ばかりが先行してコミュニティーが崩壊している結果のように思えるんだ。

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