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“空白地帯”愛媛で震度4…瀬戸内海で不気味な兆候 専門家「最後に南海トラフ地震が起きるパターンが」 (1/2ページ)

 地震が少ないとされる瀬戸内海地方で、不気味な地震が相次いでいる。専門家は、南海トラフ巨大地震や豊臣秀吉の時代に起きた慶長伏見地震との歴史的な関係性があると警鐘を鳴らす。

 26日午後3時9分ごろ、愛媛県今治市で震度4の地震があった。震源は瀬戸内海中部でマグニチュード(M)は4・5。気象庁のホームページによると、同地域を震源としたM4以上の地震は1999年10月30日以来約20年ぶり。同日午前7時58分ごろにも瀬戸内海中部を震源とする震度3の地震があった。

 夕刊フジで『警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識』(毎週木曜)を連載する武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏は、「岡山県から瀬戸内海全体は地震が少ないといわれているが油断はできない。今後も震度4以上の地震が起きる可能性がある」と話す。

 島村氏が指摘するのは、東海沖から九州沖の太平洋海底に延びる地域で懸念されているM8~9級の南海トラフ巨大地震との関係だ。「1944年の東南海地震の1年前にM7・2の鳥取地震が起きている。今回の地震は直下型に近いが、西日本で直下型が起き始めると、最後に南海トラフ地震が起きるパターンがある」という。

 南海地震は、フィリピン海プレートに圧縮されたユーラシアプレートが跳ね上がることで発生するとされるが、「フィリピン海プレートの動きが活発になっている」とみるのは災害史に詳しい立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏だ。