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名古屋・河村市長が朝日&中日新聞に異例の公開質問状! 「不自由展」報道めぐり月刊誌に手記 (1/2ページ)

 名古屋市の河村たかし市長が、朝日新聞と中日新聞に「公開質問状」を突き付けた。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展「表現の不自由展・その後」をめぐり、自身を名指しで攻撃した両社の報道に対し、「見解書」や「抗議申入れ」を出したが、返答がないためだ。人口230万人を抱える大都市のトップからの問いかけに、両紙はどう向き合うのか。

 「朝日と中日への公開質問状」

 26日発売の月刊誌「Hanada」(2020年1月号)に、こんなタイトルの「手記」が掲載されていた。

 河村氏が問題視したのは、朝日新聞8月21日朝刊のコラム「多事奏論」の「表現の自由『権力なんかないよ(笑)』に震える」と、中日新聞8月7日朝刊の社説「『不自由展』中止 社会の自由への脅迫だ」だ。

 企画展では、天皇陛下の祖父である昭和天皇の写真をバーナーで焼き、灰を足で踏みつけるような映像作品などが公開された。実行委員会の会長代行でもある河村氏は「日本人の心を踏みにじる」として、「公共の福祉」に反する権利濫用を禁じた憲法第12条を念頭に、作品の撤去や公開中止などを求めていた。

 これに対し、朝日新聞の編集委員はコラムで「浅薄」といい、「彼はきしめんのように薄い男だった-」と揶揄(やゆ)するような記述もあった。中日新聞の社説は「明らかな政治による圧力だ」と断じていた。

 河村氏は「市長として、税金を投入する際は最低限、公共性をチェックする必要がある」「(昭和天皇の作品などの)展示がある催しに税金を投入するのは、どう考えてもまずい」などと検閲を否定し、9月12日に朝日新聞に「見解書」を、中日新聞に「抗議申入れ」を出したが、いまだに返答がないという。

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