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【激動 安全保障の危機】香港の次は台湾か 中国・習主席の「強権」で民主主義の危機 蔡氏再選なら大きな誤算、締め付け強化も (1/2ページ)

 習近平国家主席は、中国のトップに就任以来、異様なまでに「共産党一党独裁体制」を強化し、あらゆるものを統制しようとしている。その統制は中国国内のみならず国外にも及ぶ。

 例えば、北海道大学教授が先日、明確な理由もなく中国に一時拘束された。この事件は、中国の思想統制が中国国内のみならず外国にも及ぶことを改めて示したものであり、特に、日本の中国研究者に大きな衝撃を与えた。外国の学者であろうと、中国共産党の路線と違う思想や主張を圧殺する姿勢はクレイジーと言わざるを得ない。

 習政権の強権的体質は、香港市民の抗議活動に対する暴力的な鎮圧でも明らかになっている。警官隊が香港理工大学で籠城する若者たちを拳銃、放水車、催涙弾、音響兵器で攻撃し、多数の負傷者が出ている。

 若者たちの大半は遺書を書いているという。若者たちの決意ある行動には胸が痛む。「民主主義」「人権」「法の支配」を希求する香港市民に対する、中国共産党の「全体主義」的な弾圧により、香港の「一国二制度」は完全に破壊された。そして、金融都市香港は崩壊の危機にひんしている。

 最近、台湾の国際会議に招待されることが多いが、台湾の人たちは、香港における抗議活動が香港警察により無慈悲に鎮圧されているのを見て、「香港の次は台湾か」と警戒している。中国にとって台湾は最も重要な「核心的利益」であり、台湾の独立を絶対に認めず、その独立を助長する外国の干渉を断固として拒否する立場だ。

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