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【有本香の以読制毒】日本人拘束、ウイグル弾圧の首領を「国賓待遇」? 世界が対中牽制に勤しむなか「日中関係は正常軌道」の異常 (2/3ページ)

 この先年(98年11月)には、江氏が来日し、人民服(中山服)姿で宮中晩さん会に出て、「日本軍国主義は対外侵略拡張の誤った道を歩んだ」「われわれは痛ましい歴史の教訓を永遠にくみ取らなければならない」などと無礼なスピーチをしたのである。そんな人物との面会「特権」をありがたがる政治家や上司に大いに失望した。

 こうした経験もあり、筆者は二階氏の「当たり前」を当たり前とは思えない。いまでは多くの国民が同感するだろうが、その後の20年の間に、中国は日本の「敵」となったのだ。中国は、日本のゆうに5倍以上の軍事費をもって日本近海で連日、示威行動を続けてもいる。

 スパイの亡命騒動で揺れるオーストラリアのスコット・モリソン首相が、中国との関係についてうまい表現をしたことがある。

 いわく、「米国は友人、中国は顧客」。

 顧客には、丁寧な態度で接する必要はあるが、自宅へ招いて家族に合わせる必要はない。友人であれば家族ぐるみの付き合いも、それこそ「当たり前」だ。このあたりの違いをわきまえない政治家が、なぜか日本に多過ぎる。

 ここへ来て、50代の日本人男性が7月、湖南省長沙市で、中国の法律に違反したとして拘束されていたと報じられた。これで2015年以降、事実関係を明らかにしないまま中国当局が拘束した日本人は15人以上になる。

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