記事詳細

【激動 安全保障の危機】「中国の軍事力は世界平和のため…」白々しいプロパガンダ 「米軍に戦って勝つ」中国・人民解放軍の増強に米厳重警戒 (1/2ページ)

 中国の習近平国家主席は、米国を超える「世界一の国家」の建設に邁進(まいしん)している。その一環として、「米軍に戦って勝つ」人民解放軍を目指して軍の大改革を行っている。

 その結果、ロケット軍のミサイル戦力の増強、海軍の水上艦艇や潜水艦の増強、宇宙やサイバー空間での作戦能力の向上、AIの軍事適用などの成果を得ている。人民解放軍は質量ともに目覚ましい進歩を遂げていて米軍は危機感を募らせている。

 米軍、特に海軍は、中国・ロケット軍が保有する多種多様なミサイル戦力を警戒している。このミサイル戦力が、中国の「A2/AD(接近阻止/領域拒否)戦略」(=米軍、特に海軍の中国本土方向への接近を阻止し、列島や海洋の利用を拒否する戦略)を支える中核兵器になっている。

 中国のミサイルの能力は、米国のレベルと同等か、それを凌駕していると評価する専門家がいる。地上発射型の射距離500キロから5500キロの中距離弾道ミサイルと巡航ミサイル(=中距離核戦力全廃条約で米国が保有できなかった兵器)は、事実上、中国の「独壇場」になっている。

 例えば、「東風21D」(=『空母キラー』と呼ばれ、移動中の米空母を攻撃できると主張している)や、「東風26」(=『グアムキラー』と呼ばれ、グアムの米軍基地を攻撃するのみならず、移動中の米空母を攻撃できると主張している)が有名だ。

 また、地上攻撃巡航ミサイル「長剣10」は射程が約1500キロで、韓国と日本にある米軍基地がターゲット圏内に入る。

関連ニュース