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101歳大往生 夕刊フジだけが知る…中曽根元首相“巨星”語録 「今の政治家は宗教性と歴史観がない。深みとか風格が欠落する」 (1/2ページ)

 中曽根康弘元首相が11月29日、都内の病院で亡くなった。101歳だった。戦後第5位の長期政権を担い、「戦後政治の総決算」を掲げて国鉄(現JR各社)の分割・民営化を実現し、強固な日米同盟も確立した。夕刊フジの取材にも何度か応じてくれた。2003年11月7日に掲載した独占インタビューから抜粋する。

 《国会議員について》

 「国会議員とは選挙民から選出された立場で、独立不羈(ふき=他の束縛を受けないこと)、自分の国家や世界に対する使命感に徹している。尾崎咢堂(がくどう=憲政の神様)も、斉藤隆夫(=昭和初期、軍国化が進むなか、国会で粛軍演説を行った)も崇高な使命感を持っていた」

 《憲法改正について》

 「(米国の占領が終わった)昭和27(1952)年以来、憲法や教育基本法の改正、つまり占領政策の是正を訴え続けてきた。自分の最高の使命感としてやってきた」「(小泉純一郎首相=当時=は)当面の政治課題として道路公団と郵政事業の問題を挙げているが、もっと重要なのは憲法や教育など国の土台にかかわる問題。各論を持ち出して、基本は見捨てている。それはポピュリズムになる」

 《民主党について》

 「民主党の場合、一番大事な安全保障問題、憲法改正問題とか国の基本に関することがあいまい。旧社会党系がいる関係でしょう。立党のマニフェストに関して、国家の基本に関する問題があいまいなのは、いい加減なものだ」「民主党から出てきたマニフェストだが、民主党の中には反米勢力がかなりあるわけで、それが英語を使うとは何事か」

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