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【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか!】「元徴用工問題」韓国・国会議長案は大きな“禍根”を残す! あれも訴訟これも訴訟で…第2、第3の事案発生の懸念 (2/2ページ)

 つまり、日本が朝鮮半島の統治を始めた1910年以降は不法な占領なのだから、日本が関係する企業や個人、あるいは政府から受けた不利益に関して、個人の請求権が認められたわけです。

 ということは、問題は徴用工にとどまりません。仮に、韓国国会議長の案に従って基金を運営する「記憶人権財団」を設立し、日韓の企業と個人の寄付金から慰謝料を拠出しても、第2、第3の事案で、同じようにもめ続けるでしょう。

 戦時中の政府は、日本国民にも徴兵や徴税などで、さまざまな無理を強いましたから、それら一つ一つの施策が訴訟の元になるかもしれません。そうした訴訟乱発で関係が悪化するのを避ける知恵が、日韓請求権協定だったはずなのです。

 日本のメディアや政治家の中にも「韓国国会議長案以外に解決の道はない」と評価する方がいますが、将来に大きな禍根を残すと思います。

 ■飯田浩司(いいだ・こうじ) 1981年、神奈川県生まれ。2004年、横浜国立大学卒業後、ニッポン放送にアナウンサーとして入社。ニュース番組のパーソナリティーとして、政治・経済から国際問題まで取材する。現在、「飯田浩司のOK!COZY UP!」(月~金曜朝6-8時)を担当。趣味は野球観戦(阪神ファン)、鉄道・飛行機鑑賞、競馬、読書など。

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