記事詳細

怪しい日本語で意図的に商品を高評価「サクラレビュー」に中国の影… 日本のレビュアーを利用し手口が巧妙化 (2/2ページ)

 ITジャーナリストの三上洋氏は「やらせレビューを募るSNSグループでは中国メーカーの製品が多く紹介され、中国人とみられるアカウント名や中国の代理店が関与しているケースが多い」と指摘する。

 「やらせレビューが集まるのは、モバイルバッテリーや加湿器など電化製品が多い。3年ほど前は不自然な日本語のレビューが多かったが、1年ほど前から見た目では通常のレビューと判別がつかなくなった」と語る。

 ツイッターでは「レビュー募集」という言葉とともに電気毛布や加湿器、ワイヤレスイヤホンの画像が添付され、商品代金の返金方法や連絡先の案内が記されている。

 返金には、米決済サービスの「ペイパル」のほか、中国のスマホ決済「微信支付(ウィーチャットペイ)」と「支付宝(アリペイ)」利用のケースも多く、商品紹介の画像には日本語と中国語が併記されている投稿が多くみられた。

 アマゾンジャパン広報は、夕刊フジの取材に「レビューの悪用、詐欺、その他の不正行為からお客さまを保護するため、昨年だけで4億ドル以上を投資している」とし、専門の調査員チームが実施した措置を機械学習に取り込むことで「昨年1年間で1300万件以上の不正なレビューの投稿を防止し、レビューを操作しようとする500万以上の不正なアカウントに対して措置を講じた」とコメントした。

 一方、前出の三上氏は「やらせレビューを確実に回避したいなら、アマゾン以外の業者が販売・発送を行う『マーケットプレイス』の製品を買わない方が賢明だ」とアドバイスする。アマゾンレビューの分析サイト「サクラチェッカー」を利用するのも手だ。

 不用意にレビューをうのみにすると思わぬケガにつながりかねない。

関連ニュース