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銭湯が「ビール工場」に大変身! 大阪市東淀川区の住宅街に醸造所が出現 (2/2ページ)

 ■地域を活気づけ

 銭湯との出合いは2018年9月。醸造所に使える物件を探していた際、不動産業者から紹介されたのが、17年末に経営者が高齢で休止した「御幸温泉」だった。「ここでビール造ったらおもろいやろな」。直感で決め、活用方法を模索していた銭湯経営者も快諾した。

 醸造に適した環境だと気付いたのは、その後のこと。湿気に強いサウナは、害虫などの侵入を防ぎ、原料の麦芽を粉砕する場所に。浴場には大量の水が使える太い配管や、計3トン超のタンクを置ける頑丈な床が備わっていた。「配管や補強工事は不要で、金銭面でも設備面でもメリットの方が大きかった」と志方さん。今年7月に開業した。

 直売所は土日限定。複数のクラフトビールをそろえ、ロゴ入りの牛乳瓶で提供する。浴場で飲むことができ、食べ物の持ち込みがOK。志方さんは「地元の商店街で買ってきてくれれば地域にも役立てる」と話す。今後はライブや寄席などのイベントも開き、住民や観光客らが交流する場にしたい考えだ。

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