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【松井一郎 維新伝心】「桜を見る会」問題は野党もメディアもブーメラン 表面上は「正義」振り回し…懐が温かくなる話には飛びつく (1/2ページ)

 臨時国会が9日、閉会したが、季節外れの「桜」騒動で、終わってしまった気がする。わが日本維新の会は、規制緩和を進める最先端都市「スーパーシティ」構想の実現に向けた国家戦略特区法改正案(通称・スーパーシティ法案)の国会審議に期待していたが、通常国会に続き、臨時国会でも提出されなかった。

 前回のコラムでも指摘したが、安倍晋三首相主催の「桜を見る会」には招待客の増加など、確かに、政府与党の「緩み」「おごり」を感じさせる面はあった。招待者名簿がシュレッダーで破棄されていた公文書管理の問題もおかしい。

 ただ、「桜を見る会」自体は、昭和27(1952)年から、「与党配慮のセレモニー」「既得権」として、延々と続いてきた。左派野党の面々も、細川護煕内閣や、鳩山由紀夫内閣の時代には、その特権を享受したはずだ。「安倍内閣だから」という批判は当たらない。

 正攻法で長期政権を攻められず、スキャンダル追及で支持率を落とそうという作戦かもしれない。だが、ブーメランが次々と炸裂(さくれつ)している左派野党よりは支持率は高い。「桜」騒動に嫌気がさした有権者も野党支持ではなく、政治に興味がなくなるケースが多いのではないか。

 ブーメランは、「桜」問題を追及していたメディア側にも直撃した。

 2015年の「桜を見る会」に、悪質なマルチ商法で経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長が招待され、その招待状が宣伝に利用されていたことが問題視されていたが、夕刊フジが先週、驚くべき報道をしていた。何と同社顧問に、元朝日新聞政治部長が就いていたというのだ。

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