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【最新国防ファイル】目玉は最後の「ファントム」展示! プログラムにはない「スクランブル発進」も 美ら海エアーフェスタ2019 (1/2ページ)

 12月7、8日、航空自衛隊那覇基地(沖縄県)において、「美ら海エアーフェスタ2019」が開催された。基地内を開放し、航空機をはじめとした装備品を展示することで、自衛隊への理解を深めてもらう、毎年実施しているイベントだ。

 今年の目玉は、F-4「ファントムII」戦闘機の展示だった。来年3月には、唯一のファントム運用部隊である第301飛行隊が改編され、最新鋭のF-35A戦闘機部隊となる。これに伴い、戦闘機型ファントムはすべて引退する。また、偵察機型ファントムを運用する第501飛行隊は、機体だけでなく部隊ごと廃止されてしまう。

 東西冷戦当時から日本の空を守り続けてきた日の丸ファントムは、国民に別れを告げるため、日本中の基地をめぐっている。那覇基地へは、これで最後の訪問となる。

 二度と見られなくなるその雄姿を見届けるべく、日本中から多くの飛行機愛好家が那覇基地へとやってきた。中には、海外から来た熱心な「ファントム・ファン」の姿もあった。現役ファントムは、それほど貴重なのだ。

 もともと、那覇基地にはファントムを運用する1個飛行隊が常駐していた。しかし、2000年代に入ってからは、中国空軍機の精強化を受け、基本設計が1950年代であるファントムでは対応できなくなり、2009年にF-15「イーグル」戦闘機部隊へと更新された経緯がある。

 中国軍機の日本南西部における示威行為が年々過激化し、那覇基地からスクランブル発進する回数は激増している。そこで、沖縄エリアを担当していた南西航空混成団を拡大改編し、17年に南西航空方面隊として生まれ変わった。現在はF-15を運用する2個飛行隊に加え、早期警戒機E-2Cを運用する1個飛行隊などが常駐している。

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