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「中年女性の不倫は病弊」金正恩キャンペーンに非難の嵐 (1/2ページ)

 米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)が平安北道(ピョンアンブクト)の情報筋の話として伝えたところによると、現地で「あらゆる反社会主義、非社会主義的な行為を徹底して叩き潰そう」と題した講演会が開かれたのは今年5月のことだ。

 その内容は、「社会主義秩序をびん乱させているニセ夫婦どもの不倫行為を強力犯罪として集中取り締まりを行い、処罰する」というものだ。

 「サウナ不倫」が流行

 ここで言われている「ニセ夫婦」とは、主には婚姻届を出さずに同棲しているカップルのことだが、「家庭を持ちながら愛人とみだらな関係」を持っている男女も含まれる。「革命的に恋愛、結婚し、革命的な家庭を築く」ことを国民に求める朝鮮労働党にとって、不倫は排撃すべき行為なのだ。

 こうした動きについては以前の記事でも言及したが、同じ時期、平安南道(ピョンアンナムド)の情報筋も、主に女性を対象にした講演会が行われていると伝えていた。

 一連の講演はとかく評判が悪かったという。その内容とは次のようなものだ。

 「中年女性が愛やら、理想やらに舞い上がり、目が合った男性と不倫関係を結ぶ行為は、自らを守れず、家庭をあっさりと捨て去るゴミ同然だ」

 「家庭を守るべき女性が病弊を正せなければ、今後社会主義制度も捨てかねず、深刻な階級闘争だ」

  「夫をバカにして立てることを知らない女性も、教養(思想教育)の対象だ」

 これを聞かされた女性らの間からは「呆れた」との反応が出ていたという。

デイリーNKジャパン

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