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安倍内閣、1年ぶり不支持が支持を逆転 識者「桜を見る会、追及する側も説明する側も感情先行」

 報道各社の世論調査で、首相主催「桜を見る会」の影響が出てきた。共同通信の調査で、安倍晋三内閣の支持率が前回調査より6ポイントも落ち込んで42・7%となり、不支持率は43・0%で支持率を1年ぶりに上回ったのだ。左派野党やメディアが追及姿勢を崩さないなか、内閣は今後の対応について再検討する必要がありそうだ。

 共同通信と読売新聞は先週末、世論調査を行った。内閣支持率は別表の通り。共同調査では昨年12月以来、支持と不支持が逆転した。読売調査では、支持率は前回とほぼ横ばいだが、不支持率は4ポイント増だった。

 安倍首相は先月20日、首相の在職日数が歴代最長となったが、共同調査で、緩みが「あると思う」は66・5%。安倍首相の任期は2021年9月末で切れるが、党総裁4選に賛成は、28・7%にとどまった。

 こうした背景には、「桜を見る会」をめぐる一連の問題がありそうだ。

 安倍首相が疑惑について「十分に説明しているとは思わない」は83・5%に上っている。菅義偉官房長官が「(招待者名簿の)バックアップデータは行政文書に該当しない」と説明していることに、「納得できない」は77・9%だった。

 政治評論家の伊藤達美氏は「支持率下落は『桜を見る会』の問題が大きい。法的に問題はないが、追及する側も説明する側も理屈ではなく感情が先行している。一部メディアも胸を張れる立場にないが、疑惑を繰り返し報じることで、国民には『政府が逃げている』ようなイメージがついた。政府も国民感情を逆なでしないよう、官僚的答弁ではなく、丁寧に真摯(しんし)な対応をすれば、支持率は徐々に緩和されるのではないか」と語った。

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