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【永田町・霞が関インサイド】女川原発「再稼働合格」までの苦難の日々 現場は“獅子奮迅”の努力…東北復旧の契機に (2/2ページ)

 東北電力にとって、ここから苦難の日々が始まった。(1)地震・津波対策(2)電源・冷却機能の確保(3)火災・溢水対策(4)閉込機能の確保-など気の遠くなるような安全対策に膨大なヒトとカネ、そして時間をかけて今回の審査クリアに至った。

 お上の厳しい“注文”に口を挟むのは本稿の意図するところではない。

 実は今回のゴーサインが出る前の今夏、筆者は三陸海岸の南端にある牡鹿半島の中ほどに立地する女川原発を訪れる機会を得た。「見学」ではなく「視察」である。

 所定の衣服に着替えて、同原発の原子炉主任技術者らの案内で、2号機の原子炉建屋内に足を踏み入れたのだ。そこには改良型格納容器に保護された原子炉圧力容器があり、炉心周りも至近距離から見た。

 再稼働に向けて、獅子奮迅の努力を重ねてきた現場技術者の説明には計り知れぬ熱量があり、感動すら覚えた。東北復旧復興の引き金となるはずだ。(ジャーナリスト・歳川隆雄)

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