記事詳細

【高須克弥 Yes!高須のこれはNo!だぜ】今年の漢字「令」でホッとしたよ ボクにとっての1文字は… (1/2ページ)

 清水寺で行われる恒例の今年の漢字1文字が、「令」だと発表されたね。昨年の1文字は「災」で、今年も台風被害が大きかったから、また不吉な漢字になるんじゃないかと心配してたからホッとしたよ。せっかく元号が令和になって天皇陛下が即位されたおめでたい年なのに、「災」とか「凶」とかだったらいやだからね。

 まあ、前向きなものにせよネガティブなものにせよ、1文字で見ている人に意味が伝わるというのは漢字の便利なところ。こういうのは日本人ならではの楽しみ方だよね。

 一方で、日本語そのものには難しさがある。以前から文化庁が「国語に関する世論調査」というのを発表していて、今年は「憮然(ぶぜん)」を本来とは違う意味でとらえている人が増えているとニュースになっていたよね。本来は「失望してぼんやりとしている様子」なのに、多くの人が「腹を立てている様子」と回答していたというものだ。

 日本語の中には誤用が一般化していたり、昔と現在とで意味がひっくり返っていることもあるよね。例えば古文で「すさまじ」というのは静かで寒々しいとか面白くないといった意味で、現代用語とはだいぶ違う。「貴様」というのも尊敬語だったはずなんだけど、今では尊敬の意味を込めて使うことはない。

 誤用する原因として読書量の減少を指摘する声もある。たしかに日本語を使いこなすためには教養が必要だ。ただ、読書をする習慣がない人でもことば遊びで当てこすりをしてくることもあるから、読書量だけの問題じゃないと思うんだけどね。

 ちなみにボクが学校に通っていた頃、国語の授業は好きで成績もよかったんだ。漢文も大好きで返り点なしでもすらすら読めたよ。

関連ニュース