記事詳細

【日本を守る】世界の将来を賭け…“陸の神”中国と“海の神々”米中心諸国の戦い インド太平洋圏で“覇権”握るのはどちらか (1/2ページ)

 いま、世界の将来を賭けて、中国と、米国を中心とする海洋同盟諸国が「インド太平洋圏の争奪戦」を繰り広げている。「陸の神」と「海の神々」による、壮大な戦いだ。

 一体どちらに勝ち目があるのだろうか? 日本はその最前線にある。

 ドナルド・トランプ米政権は、ハイテクノロジーの供給を絶つことによって、中国を締めあげようとしている。

 米国は1991年に、ソ連を解体に追い込んで、ノックアウトした。これは、ソ連への先端技術を遮断したココム(対共産圏輸出統制委員会)によるものだった。

 トランプ政権にとって、米中関税貿易戦争は入り口でしかない。米国の中国による南シナ海の7つの人工島や、ヨーロッパまで至る巨大経済圏構想「一帯一路」戦略に対するカウンターブロー(=ボクシングで、相手が攻撃のために前へ出たときに、こちらから打撃を加えること)も、軍拡競争も、決定打とはならない。先端技術こそ、勝敗の鍵を握っている。

 中国の習近平国家主席は北京の天安門広場や、モンゴルの草原で大軍事パレードを閲兵して、自己満足に浸っている。兵士や、戦車や、ミサイルは、作り物の京劇の舞台装置のようだ。

 習氏に、まったく勝ち目がない。

 中国経済は米国に寄生してきた。習氏が「米国が超大国として力を衰えさせた」と誤算したのは、大失策だった。威勢よく「5000年の偉大な中華文明の復興」「中国の夢」を呼号していたのに、ドル収入が筋力となっていたから、足腰がふらつくようになった。

関連ニュース