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山口組の神戸山口組“切り崩し”進む 抗争激化、勢力図変化か (1/2ページ)

 指定暴力団山口組のナンバー2、高山清司若頭(72)が出所してから2カ月が経過した。指定暴力団神戸山口組との対立抗争の激化により、警察当局は両組織を年明けにも「特定抗争指定暴力団」に指定し規制を強化する構えだ。山口組による神戸山口組の切り崩しが進んでいるとみられ、今後は組社会の勢力図が塗り替わる可能性もある。

 ■自動小銃で十数発

 兵庫県尼崎市で11月27日、神戸山口組の古川恵一幹部(59)が元山口組系幹部の朝比奈久徳容疑者(52)=殺人容疑で再逮捕=に襲撃された。米軍も使う「M16」系とみられる自動小銃の実弾十数発を浴び、即死だった。

 捜査関係者によると、恐喝罪で5年半にわたり服役した高山若頭は10月18日の出所後、朝比奈容疑者がかつて所属した組を含む複数の傘下組長らと面談し、活動姿勢を叱責したとされる。

 こうした動きに前後する形で、構成員数で勝る山口組側から神戸山口組側への襲撃が全国で相次いだ。

 熊本市内では11月18日、組幹部が山口組系組員に刃物で切りつけられ、翌19日には札幌市内の別の幹部宅が山口組関係者の車に突入された。12月以降、神戸山口組の複数の直系組長が周囲に引退を示唆したとの情報もあり、捜査関係者は「山口組による威嚇が直系組長らの動きに影響しているとみられ、このまま神戸山口組の勢力が縮小へ向かう可能性もある」と語る。