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【最新国防ファイル】カエルマークの第301飛行隊 最後の戦闘機型ファントム、古里にカエル (1/2ページ)

 垂直尾翼に「黒いカエル」が描かれているのが、第301飛行隊のF-4ファントムIIだ。最後の戦闘機型ファントムを運用する部隊である。

 航空自衛隊は、かつての主力戦闘機だったF-86の後継として、F-4EJファントムを選定した。これに伴い、1972年8月、百里基地(茨城県)に司令部を置く第7航空団内に「臨時F-4EJ飛行隊」が新編された。73年、同飛行隊は、第301飛行隊として正式にスタートを切った。

 部隊マークは「筑波山名物のガマ油」から、ガマガエルが選ばれた。「無事帰る」というメッセージも含んでおり、パイロットたちからは、お守りのような存在にもなっている。

 デフォルメされた愛くるしい姿から女性ファンも多い。カエルの首元には黄色いマフラーが巻かれており、7つの星が描かれていた。これは第7航空団を表している。

 第7航空団には当時、F-104を配備する第206飛行隊と第207飛行隊が編制されていた。第301飛行隊の新編に伴い、第207飛行隊は那覇基地(沖縄県)の第83航空隊所属となった。

 第206飛行隊は、78年に解隊されている。その代わりに、同年、ファントムを配備する第305飛行隊が新編され、第7航空団は完全にファントム部隊へと生まれ変わった。

 その後、6個のファントム飛行隊が誕生する。しかし、80年代に入り、F-15イーグルの配備とともに、ファントム部隊はイーグル部隊へと変換されていった。