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東京地検特捜部、狙いは「議員バッジ」か “カジノ疑惑”秋元衆院議員の事務所など家宅捜索

 ■またしても二階派トラブル

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)への日本参入を目指していた中国企業元役員が多額の現金を不正に持ち込んだとされる外為法違反事件で、東京地検特捜部は19日、自民党の秋元司衆院議員(48)=東京15区=の議員会館内の事務所などを家宅捜索した。特捜部は不正な資金と秋元氏側の関連を調べ立件の可否を慎重に検討している。

 《大変ご心配おかけしてすいません。ただ、私は、不正なことには全く関与しておりません。何があろうとも主張して参ります》

 秋元氏は19日、こうツイートしたが、「日本最強の捜査機関」は本気のようだ。

 特捜部は今月初めから、秋元氏の元政策秘書と元私設秘書の自宅などを家宅捜索したうえ、北海道庁などにも関連資料の提出を求め、秋元氏からも任意で事情聴取している。

 バッジ(=国会議員)を狙っている可能性も高い。来年1月召集の通常国会を考えると、展開は早いかもしれない。

 こうしたなか、中国企業関係者が昨年4月、国交省を訪れ、当時副大臣だった秋元氏と面会、参入への協力を求めていたことが関係者への取材で分かった。

 秋元氏はIR誘致推進派。2017年8月から昨年10月まで観光施策を所管する国交省の副大臣で、同じ時期にIRを担当する内閣府の副大臣も兼務していた。

 ところで、秋元氏が所属する二階派(47人、志帥会)は、党の人事とカネを握る二階俊博幹事長が率いるが、トラブル議員が多い。

 永田町事情通は「二階派は来る者拒まず。他派よりも、いろんなタイプがいる。ただ、派内を引き締めようにも二階氏自身の体力も衰え気味。議員教育が行き届かなくなっているのも、不祥事続きの背景にあるようだ」と語っている。

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