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【日本を守る】習主席、日本への“作り笑い”は一時的 「国賓来日」で国際イメージ回復狙う…半島情勢緊迫化、脅威は中国だ (2/2ページ)

 台湾国民は香港の惨状を見て、台湾独立派の民進党の蔡英文総統を再選させることになろう。

 習氏は愚かで、優柔不断なのだ。香港市民を怒らせた「逃亡犯引き渡し条例」を、もっと早い段階で撤回すればよかったのに、メンツにこだわって、状況を絶望的にした。

 といって、米欧、日本などの先進国が中国に厳しい経済制裁を加えることになるのを恐れて、人民武装警察軍を投入して、一挙に解決する勇気もない。

 イスラム教徒の新疆ウイグル自治区で、100万人以上を強制収容所に送り込んで、「再教育」を行っているのも、中国のイメージを暗いものにして、国際的なのけ者にしている。

 習氏は来春、日本に国賓として迎えられたときに、天皇を答礼として中国に招くことによって、中国の国際イメージを回復することを狙っている。日本に対して作り笑いをしているが、一時的なものだ。

 ■加瀬英明(かせ・ひであき) 外交評論家。1936年、東京都生まれ。慶應義塾大学卒業後、エール大学、コロンビア大学に留学。「ブリタニカ百科事典」初代編集長。福田赳夫内閣、中曽根康弘内閣の首相特別顧問を務める。松下政経塾相談役など歴任。著書・共著に『フーバー大統領が明かす 日米戦争の真実-米国民をも騙した謀略』(勉誠出版)、『グローバリズムを越えて自立する日本』(同)など多数。

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