記事詳細

【ジュリア・ミント プーチンの国より愛を込めて】日本人の神秘的な思考や想像力の深さ (1/2ページ)

 ドブラヴィーチェル、親愛なる日本の皆様!

 今回はエカテリンブルクの近代美術と最近終了したウラルでの最大のイベントの一つについてお話しいたします。

 このイベントは、ウラル・インダストリアル・ビエンナーレと呼ばれロシアの現代アートにおける最大の国際展示プロジェクトのひとつです。

 2010年以来、2年ごとに開催されてきたこの国際展示プロジェクトは、エカテリンブルク市とスヴェルドロフスク州にあるソビエト時代からの建築物と文化空間を、最先端の芸術で活気ある博物館に変えてしまいます。

 第5回目の今回、展示会場に選ばれたウラル光学機械工場は、第二次世界大戦中にドイツ軍からの攻撃を避ける為に、モスクワからエカテリンブルクに移転してきた、ソビエト時代のモダニズム建築が印象的な建物です。

 現在も軍事用の光学システム、医療機器、機密電子機器などを製造している関係上、入り口では、すべての訪問者がセキュリティーの為にパスポートを提示しなければならず、すべての外国人は訪問の5日前に登録する必要がありました。

 入場後、工場の域内を歩き建物に入り、4階の広大な迷宮に到着すると、長い廊下が奥深くに消え、壁には何十もの部屋があるかのような無数の戸口が突き刺さっている装飾が施されていました。

 その奥に展示された「不死性」または「不滅の限界を克服する方法」というテーマの創作で結びついた、25カ国からなる75人のアーティストの作品の数々は、それぞれが哲学的な意味を持ち、時に神秘的で美しく、時にサイケデリックな雰囲気を感じながら、私たち来場者に思考の糧を与えてくれました。

関連ニュース