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「AIの力」で渋滞緩和! 車のデータを収集して信号の切り替えを調整…各国で導入進む (1/2ページ)

 ■年12兆円 経済損失回避も

 交通渋滞の緩和や予測に人工知能(AI)を導入する動きが各国で進んでいる。車の位置情報やカメラ映像など膨大なデータを収集・分析することで予測精度の向上を目指すほか、信号の切り替え調整などによって渋滞が起きにくい交通管理システムを構築。都市計画に反映させ、渋滞が引き起こす巨額の経済損失を回避する。

 国土交通省の試算では、日本の渋滞による経済損失は、企業活動や物流の停滞などで年間12兆円に上る。こうした課題に対応するため、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)などは、カメラ画像や車両間通信で集めた交通量のデータを基に、AIで信号の長さを調節する交通システムの研究を始めた。渋滞緩和につなげる以外に、横断歩道を渡り終えていない歩行者を検知した際、青信号の時間を長くするなど安全対策にも利用したい考えだ。

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