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秋元議員逮捕 300万円、解散当日に直接受け取りか 贈賄側一部は「完落ち」の可能性 (1/2ページ)

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は25日、収賄容疑で、IR担当の内閣府副大臣だった衆院議員、秋元司容疑者(48)=東京15区=を逮捕した。秋元容疑者は、IR事業への参入を狙う中国企業側から、2017年9月の衆院解散当日、選挙の「陣中見舞い」名目で、議員会館の事務所で現金300万円を直接受け取っていた疑いがあることが分かった。

 秋元容疑者は逮捕直前、ツイッターで「不正には一切関与しておりません」とコメント。報道機関の取材にも「そんな、はした金もらわねえ」「特捜部と戦うしかねえ」などと、べらんめえ調で否定していた。25日、自民党を離党した。

 特捜部は同日、贈賄容疑で、中国企業「500ドットコム」顧問の紺野昌彦(48)と、同顧問の仲里勝憲(47)、同社日本法人元役員の鄭希ことジェン・シー(37)の3容疑者も逮捕した。

 紺野容疑者は、企業側と秋元容疑者や自治体などを結ぶ役割を務めており、「疑惑のキーマン」とみられている。

 関係者によると、特捜部の調べに対し、贈賄側の容疑者の一部は、秋元容疑者への利益供与を認めているという。司法取引などで「完落ち」した可能性もある。

 また、特捜部は同日、事件の関係先として、自民党の白須賀(しらすか)貴樹衆院議員(44)=千葉13区=の地元事務所(千葉県印西市)と、勝沼栄明(しげあき)前衆院議員(45)の事務所(宮城県石巻市)の家宅捜索にも踏み切った。

 2人は17年12月、秋元容疑者とともに中国・深●(=土へんに川)(しんせん)にある「500」社の本社を訪問しており、訪問の経緯を調べる。