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【zak女の雄叫び】《zak女の雄叫び お題は「春」》セレブ演説に思うこと (1/2ページ)

 年末年始はニュースが盛りだくさんだった。年末のゴーン被告の逃亡劇に始まり、イラン司令官の殺害に端を欲したイランと米国の緊迫化…。さらに米国では、拡大するオーストラリアの森林火災も連日のようにトップニュース級で報じられた。

 同国では過去最大規模となった森林火災は気候変動による高気温が影響している可能性があり、5日に行われたゴールデングローブ賞の授賞式でも、セレブたちはオーストラリアの人々への支援や寄付などを呼びかけた。

 そんな中、異彩を放っていたのは、ビーガン(完全菜食主義者)として知られる俳優、ホアキン・フェニックス氏の演説だ。フェニック氏は日本でも大ヒットした『ジョーカー』に出演、ドラマ部門の主演男優賞を受賞した。

 「多くの人々がオーストラリアのことを話題にし、祈りをささげるのは本当に良いことだ。しかし、われわれはそれ以上のことを行う必要がある」と切り出し、「時にはわれわれも自分自身の行動に責任を持ち、生活スタイルを変え、犠牲にすべきだと思う。私たちは授賞式のために、(米カリフォルニア州)パームスプリングズにプライベートジェットで行ったり来たりすべきではない」と皮肉った。温暖化対策の活動家を自称する俳優仲間たちへの強烈な皮肉である。

 セレブの世界の話にかぎらず、温暖化対策への取り組みというのは難しいなぁと感じるこのごろだ。自分を振り返っても、生活スタイルをどこまで変えるのか、というのは難しい。

 使い捨てのプラスチックの利用を減らすというのはもはや当たり前であり、米国では、畜産業が大量の温室効果ガスを排出しているとして、“脱牛肉”の食生活を支持する人も少なくない。小泉進次郎環境相が昨年9月に国連の気候変動会合に出席した際、ニューヨークのステーキ店を訪れ、バッシングを浴びたこともこれが原因だ。