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【勝負師たちの系譜】年末年始の厳しい日程 「強い棋士の“宿命”」と米長永世棋聖は強行主張も… 主催新聞社の反対で延期に (1/2ページ)

 あけましておめでとうございます。今年も本欄をよろしくご愛読下さい。

 昨年暮れの大一番、棋王戦挑戦者決定戦第2局は、佐々木大地五段(24)を破って本田奎四段(22)が勝ち、挑戦権を獲得した。下馬評では、勢いに乗る佐々木有利と言われていたが、本田は相掛かり戦の後手番を、終始強気で攻め、寄せ切った。

 本田は川崎市出身で、宮田利男八段門下。棋戦初参加での挑戦は将棋界初である。

 まだ棋士になって1年4カ月だが、これは史上2位で、屋敷伸之九段の1年2カ月で棋聖戦挑戦、という記録がある。

 屋敷の天才ぶりは頭抜けていて、2年10カ月で奨励会を抜け、そこから棋聖奪取までは2年かかっていない。今回本田がタイトルを奪取すれば、棋士になってからタイトル奪取までの最短記録となる。

 渡辺明棋王との五番勝負は2月1日、金沢市の「北國新聞会館」から始まる。

 年が明けると、毎年恒例の「指し初め式」があり、それから新年の対局が始まるのだが、今年は1月4日にA級順位戦、渡辺明三冠-稲葉陽八段戦が付いた。

 渡辺はこれから王将戦と棋王戦のタイトル防衛戦を控え、NHK杯や朝日杯将棋オープン戦が残っていることから、対局の日程作りが容易でないための配慮であろう。

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