記事詳細

IR汚職事件 収賄容疑で秋元議員を再逮捕 「政界ルート」の全容解明が注目

 カジノを含む統合型リゾート施設(IR)事業をめぐる汚職事件で、東京地検特捜部は14日、中国企業側から講演料名目の200万円や中国への旅費約150万円相当の供与を受けた収賄容疑で、IR担当の内閣府副大臣だった衆院議員の秋元司容疑者(48)=自民党離党=を再逮捕した。収賄の立件総額は700万円を超えたが、中国企業側は現金2250万円を日本に持ち込んでいる。「政界ルート」の全容解明が注目される。

 特捜部は、IR事業参入を目指した中国企業側が、多額の工作資金を政界に投入して、IR整備地域数の拡大を狙ったとみて調べている。

 弁護人によると、秋元容疑者は「200万円は賄賂ではなく、旅費は支払うよう秘書に指示していた」と否認しているという。

 関係者によると、中国企業「500ドットコム」顧問の仲里勝憲容疑者(47)=贈賄罪で起訴後に再逮捕=は、100万円ずつの提供を供述している。

 名前を挙げたのは、自民党の岩屋毅前防衛相=大分3区=と、宮崎政久法務政務官=比例九州、中村裕之元文部科学政務官=北海道4区、船橋利実氏=比例北海道=と、日本維新の会が除名処分を決めた下地幹郎元郵政民営化担当相=比例九州=の5人。下地氏は「事務所職員が受け取った」と認めたが、他の4人は否定している。

 中国企業側は、衆院解散のあった2017年9月28日、飛行機で現金2250万円を日本に持ち込んだとしている。提供を供述したのが計約1200万円なので、単純計算で約1000万円の行方が分からない。

 特捜部の捜査は、横から縦に伸びる可能性もある。

関連ニュース