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【最新国防ファイル】深まる日米空挺部隊の“絆” 史上最大規模で実施された今年の「降下訓練始め」 (1/2ページ)

 日米同盟の深化は進んでいる。防衛省・自衛隊として、米陸海空軍との交流は盛んだ。さらに各部隊単位であっても、訓練を通じ、深い絆で結ばれようとしている。

 例えば、2018年に新編した水陸機動団は、第1海兵遠征軍(カリフォルニア州)から、水陸両用戦をゼロから学んだ。05年よりキャンプ・ペンデルトン(同州)で、日米共同訓練「アイアンフィスト」を開始し、装備や小銃を身に着けたまま泳ぐ着装泳という米海兵隊の基本から、水陸両用車AAV7を用いた大規模着上陸戦までを教えてもらった。

 そして「精鋭無比」をスローガンとして掲げ、歴史と伝統を持つ陸自唯一のパラシュート降下部隊である第1空挺団も、米軍との絆を強めている。今月12日に習志野演習場(千葉県)で行われた「降下訓練始め」においてそれを見ることができた。

 毎年実施されている公開訓練の1つであるが、初めて米空軍のC-130輸送機が参加した。さらに今回は、第1空挺団を主力とする約600人に加え、米陸軍約80人が参加した。これまでも米陸軍兵士が降下訓練始めに参加した例はあるが、これほどの規模は前例がない。

 参加したのは第82空挺師団(ノースカロライナ州)や、第17全般支援大隊(アラスカ州)、米陸軍特殊部隊グリーンベレーだ。中でも、第82空挺師団は、1917年に創設され、第一次世界大戦から米軍が加わる戦闘において主要な戦場に投入されてきたエリート部隊である。

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