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三菱電機にサイバー攻撃! 中国系集団関与か 朝日新聞報道 サイバー防衛隊初代隊長・佐藤雅俊氏「氷山の一角」 (1/2ページ)

 大手総合電機メーカーの三菱電機が大規模なハッカー攻撃を受けていたことが社内調査で発覚し、中国系のサイバー攻撃集団が関与しているとの疑いが浮上した。朝日新聞が20日朝刊で報じた。自衛隊の「サイバー防衛隊」の初代隊長だった佐藤雅俊氏は、サイバー攻撃を受けることを前提とした「備え」の重要性を訴えている。

 「今回は氷山の一角だ。たまたま明らかになったのだろう」

 佐藤氏は、夕刊フジの取材にこう語った。現在、情報セキュリティー会社「ラック」(東京)のナショナルセキュリティ研究所長を務めている。

 朝日新聞によると、三菱電機は昨年6月、不正アクセスを確認した。メールアカウントを乗っ取って社内ネットワークに侵入する手口で、国内外の120台以上のパソコンや、40台以上のサーバーに不正侵入された形跡があった。防衛省や環境省、内閣府など10を超える官公庁や、電力、通信、鉄道、自動車など国内外数十社の民間企業の情報に不正アクセスされ、その一部が、流出した可能性があるという。

 中国系のサイバー攻撃集団「Tick(ティック)」の実態は、謎に包まれている。日本や韓国企業の中国現地法人を狙い、情報を盗み出すのが特徴とされる。中国政府との関係を指摘する声もあり、習近平政権の国家戦略「中国製造2025」の影がチラつく。

 佐藤氏は「中国は先端技術や宇宙・サイバー空間での、米国との覇権争いに勝つため、国策で関連情報を搾取している。中国人民解放軍や、国家安全部などのインテリジェンス組織が関わっている可能性がある」と指摘する。

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